脂肪分解に抗酸化作用も!女性の味方『アロニア』の効果とは

脂肪分解に抗酸化作用も!女性の味方『アロニア』の効果とは

みなさんはアロニアというフルーツをご存知ですか?

チョークベリー、チョコベリーとも呼ばれているアロニアはダイエットや美容に良いと言われていて、アサイーフルーツに次ぐ食べ物として海外のセレブを中心に人気沸騰中。

抗酸化作用や生活習慣病予防、ダイエットにも効果的。さらにアロニアは国内でも栽培されていて通販などで購入も可能です。

アロニアには一体どんな成分が含まれているのでしょうか。今回はアロニアの栄養価とその効果をご紹介します。

アロニアとは

アロニアはバラ科の植物。北アメリカを原産国としヨーロッパ、ロシアへと渡り、1976年にロシアから北海道へ種子が輸入され日本でもアロニアの栽培が始まりました。現在でも北海道や東北の冷涼地で栽培されていて、ドリンクやジャムなどに加工されています。

アロニアは直径5~10mm程度の濃い紫色の実をつけます。一見するとブルーベリーのようですが、よく2つを比較すると、アロニアの皮はブルーベリーより黒ずんでいます。

英名をチョークベリー(Choke berry)と言ように、その実を食べると(Choke)息が詰まるような渋みがあり、生食には向いていません。実はこの渋みはポリフェノールの味。ポリフェノールの含有量が多いと渋みや苦味が強くなるのです。

実際にポリフェノールが豊富なことで知られるブルーベリーと比べても、含まれているポリフェノールの量は約4倍にもなります。その為ヨーロッパでは、薬用酒などに加工されているそうです。

それでは、アロニアに豊富に含まれているポリフェノールには、どんな効果があるのでしょうか。

目の酸化予防、眼精疲労にはアントシアニン

アロニアにはカテキン、シアニジン、マルビジン、アントシアニンなど多くのポリフェノール類が含まれています。

アロニアに含まれるポリフェノール類全体の含有量は100g中になんと1240mg。その中でもアントシアニンは100g中670mgと、約半分もの割合を占めています。

アントシアニンの多さはアロニアの果肉の紫色からも伺えますが、この紫色はアントシアニンの色。

アントシアニンとは植物に存在する赤、紫、青などの水溶性色素の総称名で、アロニアには豊富にアントシアニンが含まれている為皮だけでなく、果肉の色も紫色や黒みがかった色になるのです。

アントシアニンには抗酸化作用と、眼精疲労を緩和する働きがあり、普段パソコンなどで目を酷使する方にお薦め。このアントシアニンの眼精疲労緩和効果を紹介する前に、目が見える仕組みを簡単に説明しましょう。

通常目で物を見ると、その映像が眼球に映し出されます。映し出された映像は、網膜に存在するロドプシンというタンパク質が分解されることで信号化されて大脳に伝えられ、脳内に映像が再現されます。

ロドプシンはその後再合成され、再び分解されるというサイクルを繰り返します。このようにロドプシンが再合成と分解を繰り返すことで物が見えるのですが、目を酷使するとロドプシンの合成が間に合わなくなり、物が見えにくくなったり視界がぼやけたりします。

更に現代の生活では、テレビやパソコンから発生するブルーライトにより大量の活性酸素が目で発生し、網膜にダメージを与えます。

アントシアニンはロドプシンの再合成を助ける働きと、活性酸素が網膜を傷付けるのを防いで、眼精疲労や物が見えにくくなるのを防ぎます。

ロドプシンを再合成する力は、年齢を重ねると衰えてきます。また眼精疲労が続くと肩こりや偏頭痛など他の部分の不調も出てきますから普段から目を酷使している方は意識してアントシアニンを摂取しましょう。

アントシアニンには即効性がありますから、目がつかれていると感じてからの摂取でも遅くはありません。しかしアントシアニンは体内ですぐに消費されてしまいますから、毎日欠かさず摂取することが大切です。

脂肪の分解を促進! シアニジンとは

さらにアロニアに含まれているアントシアニンの一種であるシアニジンには、脂肪の分解を促進する効果があると学会で発表され、注目を集めています。

これは2011年に行われた日本農芸化学会によるもので、アロニアには脂肪を熱に変えるために必要なUCP1を増やす働きがあることが明らかになりました。

UCP1とは脱供役タンパク質ともよばれ、細胞内のミトコンドリアに存在するタンパク質。脂肪を燃焼させて熱を生みだす働きがあります。

体内には脂肪を熱に変える褐色脂肪細胞と、脂肪をため込んでしまう白色脂肪細胞がありますが、UCP1は主に褐色脂肪細胞に多く存在し、内臓脂肪や皮下脂肪に多い白色脂肪細胞にはあまりありません。

しかしアロニアを摂取すると白色脂肪細胞にもUCP1が発現し、脂肪の燃焼を促進してくれるのです。

女性の場合は30代後半から女性ホルモンが低下、筋力も衰えるため、おなか回りやおしり、太ももなどの部分に皮下脂肪が溜まってきます。皮下脂肪に多い白色脂肪細胞は分解されにくく、1度ついてしまうとなかなかもとに戻りません。

更に脂肪を熱に変える褐色脂肪細胞は年齢を重ねるごとに減少し、より一層脂肪を蓄積してしまうのです。

2012年に行われたポーラ化成工業株式会社のアロニアを使用した皮下脂肪低減作用の実験によると、生のアロニア18g相当のエキスを12週間摂取した結果、皮下脂肪面積が減少しました。

参考サイト://www.pola-rm.co.jp/pdf/release_20121119.pdf

更に培養白色脂肪細胞中のUCP1の発現量を解析した結果、アロニアベリーには白色脂肪細胞にUCP1を発現させて体内で脂肪を燃焼しやすくすることが示唆されています。

この実験の結果を踏まえて同グループ会社のオルビスではアロニアサプリを発売。現在では6000mgのアロニアが配合されたものと18000mg配合した3倍濃縮タイプが販売されています。

アロニアサプリは以下のアドレスからオンラインで注文できます。ダイエットをしているのになかなか効果が見えない人にお薦めです。

オルビスオンライン://www.orbis.co.jp/mid/218/

2つのカロテノイドが体を守る

アロニアにはポリフェノール以外にも、健康・美容効果の高い成分が多く含まれていますが、その中でも特に40代女性に嬉しい成分がカロテノイドです。

カロテノイドとは、カロテンやリコピンを代表とする黄や赤色の天然色素のこと。アロニアに含まれているカロテノイドはβカロテンとβクリプトキサンチンです。

βカロテンは高い抗酸化作用で、血管中のコレステロールが酸化されて過酸化脂質となるのを防ぎます。このはたらきが、血液がスムーズに流れるのを維持することで血行不良や冷え性、動脈硬化を予防します。

さらにビタミンAが体内で不足している時にはβカロテンはビタミンAへ返還されます。ビタミンAは皮膚の粘膜維持に役立つ成分で、肌の乾燥を防ぎ潤いのある美肌に欠かせない成分。肌トラブルに悩む40代女性はぜひ摂りたい栄養素ですね。

同じくカロテノイドであるβクリプトキサンチンは糖尿病や骨粗しょう症の予防、発がん性物質から体を守る働きがあります。βクリプトキサンチンの効果を詳しく見てみましょう。

・糖尿病予防…農研機構果樹研究所が行った生活習慣病の発症リスク研究によると、βクリプトキサンチンを豊富に含む温州ミカンを毎日3~4個食べている人は食べていない人に比べて糖尿病の発症リスクが57%低いことがわかりました。

βクリプトキサンチンには血糖値を一定に保つ働き(耐糖能)の改善効果があり、血液中に過剰にインスリンが分泌されるのを防いで、脂肪が蓄積されるのを防ぐからです。

血糖値を上げやすい白米やイモ類などを食べる際にはβクリプトチサンチンを含むアロニアを摂取して糖尿病予防に努めましょう。

・骨粗しょう症予防…骨粗しょう症は、骨の強度が低下して骨折しやすくなる病気です。女性は閉経してエストロゲンの分泌が減少すると、骨吸収と呼ばれる古くなった骨を壊す作用が進行し、骨形成と呼ばれる新しい骨を作る働きが追い付かなくなり、骨が脆くなります。

βクリプトチサンチンは古くなった骨を溶かす破骨細胞を減少させて、骨吸収の速度を遅くし、新しい骨を形成する骨芽細胞の働きを活発にして骨粗しょう症を予防します。

男女別の骨粗しょう症の割合をみると、40代までは男性の方が多いのに、50代に入ってから急激に女性の骨粗しょう症患者数は増え、50代後半になると女性の骨粗しょう症患者数は男性のおよそ2倍にもなります。

40代から、βクリプトチサンチンを含むアロニアを摂取して骨粗しょう症を予防しましょう。

女性にピッタリアロニア

いかがでしたか。抗酸化作用に脂肪燃焼と女性なら1度は試してみたくなる効果でしたね。加えて糖尿病などの生活習慣病の予防にも効果がありますから40代以降の健康にも気をつけたい方にピッタリです。

アロニアの栽培は国内でも行われていますから国産の商品が入手できるのもうれしいですね。これからますます人気になりそうなアロニア。美容と健康のために始めてみてはいかがでしょうか。

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