海外でも人気!ダイエットにもオススメな枝豆の健康効果とは

海外でも人気!ダイエットにもオススメな枝豆の健康効果とは

夏のビールにピッタリなおつまみの定番と言えば、昔から枝豆ですよね。茹でて軽く塩をかけるだけなのにとってもおいしい枝豆は大人も子供も大好き。

最近では枝豆を使ったスナックや、ずんだ餅などが人気で、季節を問わずに枝豆を使った料理が食べられるようになりました。

さらに冷凍枝豆の普及で、海外の日本食レストランでも枝豆がつまみメニューに登場。枝豆の茹で方や食べ方がユーチューブにアップされるなど、外国人の間でも大人気なのです。

海外では、当初その栄養価が注目されていたそうなのですが、次第においしさで人気となった枝豆。そんな外国でも人気の枝豆にはどんな成分が含まれていて、どんな効果があるるのでしょうか。

今回は枝豆の栄養とその効果についてご紹介します。

枝豆は成熟前の大豆

枝豆は枝豆という種類の植物があると誤解されている方もいらっしゃいますが、枝豆とは大豆が成熟する前に収穫された若い大豆のことを指します。

枝豆の元となる大豆は中国北東部が原産とする説が有力ですが、定かではありません。日本では縄文時代の遺跡から枝豆が出土していて、稲と共に大豆が伝えられたと考えられています。

鎌倉時代の僧、日蓮の礼状「松野殿女房御返事」に枝豆の記述が、室町時代の文献「嘉元記」には法隆寺での酒肴として供されたという記述が残っている事から、枝豆は古くから日本人の間で親しまれていたことが伺えます。

“枝豆”という呼び名は江戸時代になり庶民にも手に届く存在になってから定着したもので、“枝についたまま茹でた若い大豆”を枝つき豆と呼んでいたのが短縮して枝豆となりました。

枝豆が大豆と同じ木から摂れるということは、栄養分も大豆と同じだと思うかもしれません。

しかし大豆は乾燥させた乾物として使用されるのに対し、枝豆は緑黄色野菜として扱われています。ですから枝豆には、大豆同様に豊富なタンパク質が含まれる他にビタミンB1やビタミンC、βカロテンなど、野菜ならではの成分も含まれているのです。

枝豆はたんぱく質とビタミン類を同時に摂取できる優れた食べ物。次の章では、このたんぱく質の元になる成分メチオニンと、ビタミンB1,ビタミンCを同時に摂取することで得られる効果をご紹介します。

ビールのお供には訳があった!

ビールのお供にピッタリの枝豆。ほろ苦いビールと塩味の優しい甘さがある枝豆は抜群の組み合わせ。しかも相性が良いのは味だけではなかったのです。

枝豆に含まれているメチオニンは、ビタミンB1,ビタミンCと共にアルコールの分解を促進する作用があります。メチオニンとは必須アミノ酸の一種で、肝機能を高める働きがあるのです。

お酒に含まれているアルコールが体内に入ると胃や小腸から吸収され、その後血液と一緒に肝臓まで運ばれます。肝臓まで運ばれたアルコールは、ADHというアルコールを分解する酵素によって分解され、毒性の高いアセトアルデヒドができます。

アセトアルデヒドはその後、ALDHという酵素によって分解され無害な酢酸となり、最終的には水と炭酸ガスに分解されて体外へ排出されます。

このアルコールを分解する過程で必要な酵素であるADHやALDHの原料となるのがメチオニンなのです。

アルコールを飲んだ時に体内のメチオニンが不足していて十分な酵素が作れないと、肝臓は必要以上に稼働しなければならなくなり、肝臓に負担をかけてしまうことになります。

枝豆には100g中160mgのメチオニンが含まれているので、お酒のお供にピッタリ。
メチオニンは体内で合成することが出来ないので、お酒を飲む時は枝豆も一緒に食べて、メチオニンを積極的に補いましょう。

オルニチンが成長ホルモンの分泌を促進

更に枝豆にはオルニチンも豊富に含まれています。オルニチンには先ほど紹介したメチオニン同様に肝臓の機能を高めてくれる働きがあり、二日酔いにも効果のある成分ですが、実は美肌にも効果的な成分。

オルニチンには若返りのホルモンと呼ばれる成長ホルモンの分泌を促す作用があります。成長ホルモンというと育ちざかりの若い世代に必要なホルモンのように思われがちですが、年齢を重ねた大人にも必要なホルモンです。

成長ホルモンは脳の下垂体前葉という部分から分泌され、骨や筋肉の発育促進の他に、疲労回復や代謝アップの作用があります。

代謝がアップすればたくさんのエネルギーを消費しやすくなり、ダイエット効果も得られますし、肌のターンオーバーも促進されるので、くすみや乾燥肌の改善につながります。

さらに成長ホルモンには美肌に欠かせないコラーゲンの分泌促進効果や、傷んだ細胞の修復効果があります。成長ホルモンの分泌が促進されれば肌のハリアップや肌荒れを改善して健康的な肌に修復してくれるのです。

そんな女性に嬉しい効果のある成長ホルモンは、肝臓で合成されるIGF-I(ソマトメジンC)という物質から作られています。オルニチンの効果で肝臓機能が活発化になれば、IGF-Iの分泌も促進され、結果的に成長ホルモンの分泌促進につながります。

成長ホルモンの分泌は10代にピークを迎え、20代から徐々に減少、40代になると10代の半分以下に減少してしまいます。食べ物で成長ホルモンが劇的に増えることはありませんが、せめて減少する幅を緩めて若さを維持したいものですね。

ただし、成長ホルモンは血糖値が高い時には分泌されにくい特徴がある為、睡眠中や空腹時の血糖値が低い時間帯、また筋トレなどの運動をして乳酸が溜まっている時にオルニチンを摂取すると効果的です。

枝豆のオルニチン効果を期待するなら、小腹の空いたおやつの時間や、食事前の空腹時に食べるのがお勧めですよ。

コレステロール、脂肪を溜めない!枝豆の効果とは

さらに枝豆には大豆と同様の成分が含まれていて、体に脂肪が蓄積されるのを防ぐダイエット効果も期待できるのです。

このダイエット効果は以下の3つの成分によるもの

コリン

コリンはアミノ酸から合成される水溶性のビタミン様作用物質です。ビタミン様物質とは、ビタミンではありませんが、体内でビタミンのような働きをする成分のこと。コリンは体内でタンパク質や糖分などの代謝に関わるビタミンB群のような働きをします。

コリンは体内にある脂肪やコレステロールを代謝する働きがあり、コレステロール値を下げたり、脂肪肝になるのを防ぎます。

サポニン

サポニンは、えぐみや苦みの元となる成分で、強い抗酸化作用があります。大豆や高麗ニンジンなどに含まれています。由来する植物により大豆サポニンや人参サポニンなど、異なる名前が付けられ効能もそれぞれ異なります。

枝豆に含まれている大豆サポニンには、余分な糖分(ブドウ糖)が脂肪と合体しないように抑制する作用があり、脂肪が溜まって肥満や生活習慣病になるのを予防する効果があります。

大豆レシチン

大豆レシチンは大豆に含まれる不飽和脂肪酸のことで、体内に入ると細胞膜の原料となります。細胞は人間の体を形作る元となるものですから、肌や内臓、脳などあらゆるところで必要となります。

このレシチンは、水にも油にも溶ける性質から天然の乳化剤とも呼ばれています。この性質により、血管内部にこびり付いた油性のコレステロールを水性の血液と混ざりやすくして、血液の詰まりを防ぐ作用があります。

血流の改善は動脈硬化や高コレステロール、高脂血症などの生活習慣病の予防となるばかりでなく、老廃物が排泄しやすくなり代謝アップにもつながります。

さらに肝臓内にある余分な脂肪を外に排出する作用もありますから、脂肪肝を予防することにもつながります。

このように枝豆にはコレステロール値の低下作用、脂肪肝予防や代謝アップ効果があり、余分なコレステロールや脂肪が体に溜まるのを防ぎます。

女性は、女性ホルモンの減少と共にコレステロールや中性脂肪の割合が急に増える傾向にあります。特に更年期以降になると内臓脂肪が溜まりやすくなりますので、今から枝豆のようなコレステロールや脂肪が体に溜まるのを防ぐ食べ物を取り入れましょう。

枝豆はほどほどに!食べる時の注意事項は?

こんなに栄養の高い枝豆ですが、気をつける点もあります。それはプリン体。

枝豆には痛風の原因となるプリン体が比較的多く含まれていますので、尿酸値が高い方にはあまりお薦めできません。

更に枝豆は100gでおよそ135Kcalと野菜にしてはカロリーが高め。いくらダイエット効果があるとはいえ、食べすぎは禁物です。

とはいえ枝豆には先ほど紹介したビタミンやアミノ酸の他、鉄分、食物繊維などの栄養もバランスよく含まれています。これからのシーズン旬の枝豆を食べて脂肪燃焼や美肌に努めましょう。

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