血液が変われば体も健康に!?えごま油の血液サラサラ効果

血液が変われば体も健康に!?えごま油の血液サラサラ効果

ダイエットや生活習慣病の予防、アンチエイジングに良いと言われ、テレビでも度々取り上げられているえごま(荏胡麻)油。

その効果を求める人で、スーパーでは一時品薄になるほどの人気となりました。

ダイエットや美肌、生活習慣病の予防など、様々な効果があるといわれているえごま油には、一体どんな成分が含まれているのでしょうか。

シソ油もえごま?えごま油とは

えごまという名前から胡麻の一種というイメージがありますが、実はえごま油はシソ科の植物の種から抽出した油。

そのため、えごまがブームになる前はその知名度の低さから、シソ油として販売しているメーカーもありました。シソに似た葉のえごまですが、シソ独特の香りはなくサラッとした無職透明な油です。

えごまの歴史は古く、1万年~5500年前の縄文時代から栽培されていて、福井県の鳥浜貝塚や、青森県の丸山大遺跡などで栽培の痕跡が見つかっています。

奈良時代になると仏教の伝来と共に搾油技術が伝わり、えごま油は明かりを灯す灯明油や、傘に防水として塗る塗装油として使用されるようになります。

その後、645年の大化の改新の頃には、えごま油が現物税として朝廷に献上されたりしていて、菜種油が普及するまではえごま油は日本で最も多く使用される油でした。

このようにえごまは古くから栽培されていましたが、その目的は食用ではなく、灯明油や塗装油としてでした。

しかし1990年代に入ってえごま油に豊富に含まれている必須脂肪酸のαリノレン酸の健康効果が注目され始めると、再び注目を集め、食用油として製品化が進みます。今では様々なメーカーからえごま油が発売され、スーパーで気軽に購入できるようになりました。

それでは、えごま油が注目される要因となったαリノレン酸とは、いったいどんなものなのでしょうか。

αリノレン酸で生活習慣病を予防しよう!

αリノレン酸の効果を説明する前に、まず脂肪酸について簡単にご紹介します。

脂肪には飽和脂肪酸と呼ばれる、肉の脂身などの常温で固まる脂(Fat)と、不飽和脂肪酸と呼ばれる、植物油などの常温で固まらない油(Oil)があります。

不飽和脂肪酸は更にオレイン酸を代表とする一価不飽和脂肪酸と、多価不飽和脂肪酸に分かられますが、多価不飽和脂肪酸は更にオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸の2つの分類に分類されます。

αリノレン酸は多価不飽和脂肪酸の内のオメガ3と呼ばれる分類に属していて、私たちの体を構成する細胞の外側、細胞膜の主成分であるリン脂質にも含まれている重要な成分。αリノレン酸は人間の身体の中では合成できないため、食品から摂取する必要があります。

αリノレン酸は細胞膜の成分となる他に、血液中の悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす働きがあります。

コレステロールは血管内のコレステロールを肝臓に運ぶ善玉コレステロールと、肝臓から全身へコレステロールを運ぶ悪玉コレステロールがありますが、粘性の強い悪玉コレステロールが血管内に増えると血液がドロドロになってしまいます。

すると血流は低下して栄養が体の隅々に運ばれなくなったり、動脈硬化や心筋梗塞の原因になります。

また心臓は粘度の高い、ドロドロの血を全身に流すために圧力を高めます。これが高血圧の原因となり、更なる生活習慣病を引き起こすのです。

αリノレン酸は悪玉コレステロールを減らして、善玉コレステロールを増やす効果があり、血液の流れを良くして生活習慣病を予防してくれます。

αリノレン酸がDHA,EPAに変わる!

αリノレン酸には更にすごい効果があります。αリノレン酸は体内に入ると、必要に応じて同じオメガ3に分類されているDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)に変換されるのです。

DHA・EPAは、αリノレン酸と同じく血液中の悪玉コレステロールを減少させる効果がある青魚に多く含まれる成分。

更にDHAには血管壁や赤血球の細胞膜を柔らかくする作用や中性脂肪を減少させる作用があります。また、EPAには血液中にある血小板が血管内で固まるのを防ぐ作用があり、血流の改善が期待できます。

昔は今よりも魚を多く食べていたため、血液がドロドロになることはありませんでした。しかし欧米の食生活が浸透した現代では、αリノレン酸をはじめとするオメガ3が不足しがちです。

厚生労働省では、健康維持のために1日1000mgのDHA・EPAの摂取を推奨しています。しかし、比較的青魚を多く食べる50代から60代の方でも1日600~700mgしか摂取できておらず、不足しているのが現状です。

また、女性の場合は40代から徐々にコレステロール値が増え始め、50代を過ぎると総コレステロールが平均値を大きく超える傾向にあります。毎日青魚を摂取するのが難しい方は、えごま油を取り入れて、今からコレステロールを増やさないようにしましょう。

バランスが大切!オメガ3とオメガ6の働き

αリノレン酸は血流改善効果の他に、アレルギー改善、生理痛やPMSの緩和が期待できます。

アレルギーと生理痛は一見何の関連もなさそうですが、実はどちらもオメガ6系脂肪酸の過剰摂取によっておこる場合があるのです。

アレルギーとオメガ6の関係とは

リノール酸を代表とするオメガ6は、αリノレン酸を代表とするオメガ3とそれぞれの作用をお互いに抑制しあう形で存在しています。

リノール酸は体の中に入るとγリノレン酸を経て、アラキドン酸に変換されます。アラキドン酸はプロスタグラジンという物質を作り出し、アレルギー症状を悪化させる作用があるのです。

プロスタグランジンとは、身体の中でホルモンのような働きをする物質で、生理活性物質と呼ばれています。プロスタグランジンにはいくつか種類がありますが、アラキドン酸から合成されるプロスタグランジンE2は痛みや炎症を促す物質。

プロスタグランジンE2が体内に増えると、痛みや炎症反応が見られ、アレルギー症状の悪化がおこります。

つまりオメガ6の過剰摂取はプロスタグランジンE2を増やし、痛みや炎症の元を増加させているのです。さらにプロスタグランジンE2は、アトピー性皮膚炎を生み出す作用を持つ、 IgE抗体の産生を促進することでも知られています。

しかしプロスタグランジンの中には、消炎作用のあるものもあります。それがαリノレン酸から合成されるプロスタグランジンE3。プロスタグランジンE3は、プロスタグランジンE2の働きを抑制して、アトピー性皮膚炎の炎症、痒みを緩和するのです。

生理痛もプロスタグラジンE2によるもの

さらに生理痛も、プロスタグランジンE2が関係しています。

生理が近づくと黄体ホルモンの働きによりプロスタグランジンE2が生成されます。これはプロスタグランジンE2に筋肉の収縮作用があるからです。生理になると子宮内部に溜まった経血を排出させるためにプロスタグランジンE2が働き、子宮が収縮。

この時にプロスタグランジンE2の量が多すぎると収縮が強くなりすぎ生理痛が起こるのです。経血の中には多量のプロスタグランジンが含まれていて、 血流が悪く血液が骨盤内に溜まってしまうと余計に痛みが強く出ます。

αリノレン酸から合成されるプロスタグランジンE3は、子宮が過剰に収縮されるのを抑制する働きがあります。この働きが、プロスタグラジンE2の働きを抑制し、痛みを緩和してくれるのです。

毎月の生理痛が酷くて憂うつだと感じている女性の方は、えごま油を摂取してプロスタグランジンE3を増やしましょう。

オメガ6は体に有害?

このように言われるとオメガ6は体に害のある成分のように感じてしまいますが、オメガ6はオメガ3と相反する作用があり、けん制しあうことで体の機能のバランスを取っています。

オメガ6が不足すると皮膚状態の悪化や肝機能に障害をもたらすこともわかっていて、オメガ6はオメガ3同様に体に必要な必須脂肪酸です。問題なのは、過剰摂取によってオメガ6とオメガ3のバランスが崩れてしまうこと。

オメガ6はコーン油やベニバナ油、ゴマ油など、私たちに馴染みのある油や動物の脂に含まれています。そのため、意識していないとすぐに摂りすぎてしまいます。

一方でオメガ3は、荏胡麻油や青魚に多く含まれていますが、熱に弱く酸化しやすいため、現代の食生活では不足しがちな成分。

オメガ6とオメガ3の割合は4:1が理想とされ、どちらかに偏るのではなく、バランスよく摂取する事が大切です。

オメガ3のEPAとDHAは、青魚に多く含まれていますから青魚をたくさん取っても良いのですが、中には青魚に含まれている水銀の被害を心配される方もいらっしゃると思います。また、毎日欠かさず青魚を食べるのはちょっと大変ですよね。

その点えごま油なら、スプン1杯で1日に必要なEPAとDHAが摂取できるので手軽ですし、毎日料理をしない方にもピッタリです。

抽出方法が大切!えごま油の選び方

こんなに効果のあるエゴマ油ですが、実は酸化しやすいと言うデメリットがあります。
ですからエゴマ油を摂取する際は、熱を加えないサラダのドレッシングやマリネ、納豆に加えたりして食べるのがお薦め。

また、えごま油を購入する際にはどんな方法で抽出しているのかもチェックしましょう。

植物油を抽出する際には圧搾法、溶解抽出法、コールドプレス(低温圧搾法)があります。圧搾法は油を抽出しやすいように先に熱を加えてから圧力を加え抽出しています。この方法だと酸化しやすいαリノレン酸の効果が十分に発揮できません。

また溶解抽出法は原料を薬品で溶かした後に精製し、溶剤を除去します。無駄なく原料の成分を抽出できますが、薬品が残っている可能性もあり、あまりお勧めできません。

コールドプレス(低温圧搾法)は熱を加えずに圧搾していますので、えごまの酸化が防げ、αリノレン酸の効果をより実感できます。

お薦めのえごま油をご紹介

以下にオンラインで購入可能な、お薦めのえごま油をご紹介します。

鹿児島県にある鹿北製油では、昔ながらの石臼玉絞り製法で抽出したえごま油がオンラインで購入可能。添加物や薬品等は使用していないので安心ですね。
//shop.kahokuseiyu.co.jp/?pid=99721867

また島根県川本町の特産品が購入できるかわもと萬菜市場では、町内で採れたえごまを使用したえごま油が購入可能。こちらではえごまの実を焙煎した、煎りえごまも販売しています。
//plus-max.com/tokusan/egoma.html#o_abura

また自然食品のお店、サンショップのインターネット店でも、国産のえごまをコールドプレス法で抽出したえごま油を販売しています。こちらで販売しているえごま油は、玉締め圧搾法で絞った1番絞り。生タイプなので癖がなく飲みやすいのが特徴。
//www.sunshop.co.jp/shop/index.php?dispatch=products.view&product_id=1722

血液サラサラは美容に、ダイエットにも繋がる!

今回はえごま油に含まれているαリノレン酸の血液サラサラ効果を中心にご紹介しました。

血液は私たちの全身に栄養を運んでいるもの。血流が上がれば代謝も上がって痩せやすくなりますし、冷え性も改善されます。栄養も全身に行き渡ってお肌もきれいになるでしょう。

コレステロールや中性脂肪が気になる方だけでなく、冷え性改善、美肌、ダイエットにもピッタリのえごま油。毎日スプン1杯程度で十分ですので、是非生活の中に取り入れてみてください。

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