意外?!夏の定番『麦茶』は健康と美容に効果的だった!

意外?!夏の定番『麦茶』は健康と美容に効果的だった!

夏が近づいてくると麦茶が美味しく感じるようになりますね。大きな容器に作り置きして冷蔵庫に常備しているご家庭も多いのではないでしょうか。

昔からに日本人に親しまれている麦茶ですが、実はビタミンなどの栄養が豊富に含まれている健康飲料なんです。

そこで今回は、知っているようで知らなかった麦茶の栄養価と美容・健康効果をご紹介します。

麦茶の種類は大きく2種類に分けられる

麦茶とは、お茶の葉ではなく大麦を炒って作るお茶のことを指し、原料となる麦は大麦を焙煎したものを使うのが一般的。使用される大麦は、二条大麦と六条大麦の2種類があります。

二条大麦はビールの原料にもなる大き目の粒で、デンプン質が多くタンパク質が少ないのが特徴。麦茶の苦みは、焙煎する際にタンパク質が焦げることで出てくるものですが、二条大麦はタンパク質が少ないため、苦みもあまりありません。

一方で六条大麦はデンプン質が少なく、タンパク質を適度に含んでいます。タンパク質は麦を焙煎する時に出る香り成分ですから、二条に比べて麦茶独特の風味をより感じられます。

適度なミネラルとカフェインフリーが万人に受け入れられる

麦茶の魅力としてまず思いつくのが、カフェインフリーということでしょう。麦茶にはカフェインが含まれていませんから、妊娠中の方や、小さなお子さんも安心して飲めます。

カフェインは適度に摂取すれば、眠気をなくして集中力を高めたり、筋肉疲労の緩和などのよい効果もありますが、過剰摂取は神経を過敏にして興奮状態にしたり、顔面紅潮や、ひどい時には嘔吐を起こすこともあります。

昨年(2015年)の12月には、九州の男性がカフェインの過剰摂取で死亡する事件がありました。この事故以来カフェインの過剰摂取について不安視したり、摂取を控える方も多いのではないでしょうか。

しかし、カフェインはコーヒーや紅茶、玉露、ウーロン茶、栄養ドリンク、コーラ、チョコレートにも入っていて、知らないうちに取りすぎてしまうこともあります。

その点麦茶なら、カフェインフリーですから気兼ねなく飲めますね。

また麦茶には、カリウムやカルシウム、リンと言ったミネラルが適度に含まれているのも魅力です。カリウムはナトリウム(塩分)を排出する効果があって、むくみ予防や血圧上昇を防ぐ効果があります。

その他にも、麦茶には体に良い影響を与える栄養が含まれています。次の章では麦茶が持つ特徴的な成分についてご紹介していきましょう。

麦茶独特の成分ピラジンとは

この他にも麦茶には様々な健康効果が期待できます。中でも麦茶を作る過程で発生するピラジンには、より健康的に過ごすための効果があるのです。

麦茶は原料となる麦をローストして作りますが、その際に麦茶独特の香りとともに生成されるのがピラジンという成分。

ピラジンには血液中にある血小板の凝集抑制作用があり、ドロドロの血をサラサラにして血流を改善します。

血流が良くなると嬉しい健康効果が得られます。

・冷え性の改善
・ターンオーバーの改善による乾燥肌、くすみの改善
・肩こり、首こり、片頭痛の改善
・代謝アップによるダイエット効果

このように血流が改善すると様々な効果が得られます。この血流アップの効果、今の自分の悩みにすべてあてはまると思った40代女性の方は多いかもしれません。

それもそのはず、血流は女性ホルモンであるエストロゲンと関係していて、エストロゲンの分泌が減少する40代は血行が低下する方が多いのです。

エストロゲンには血管を拡張する作用があるため、減少すると血管が収縮して血流が悪くなります。エストロゲンは30代後半から徐々に減少してきますが、更年期が近づいてくる40代は更にぐっと減少して、今まで以上に血行が悪くなりがちなのです。

そのためターンオーバーのサイクルも遅れて肌に透明感がなくなり、くすみや乾燥が気になるようになります。いつも通りにしているのにくすみのせいで顔色が悪く見えて「調子悪そうだね」なんて言われるとショックですよね。

そんな時はピラジンを含む麦茶を摂取して、血行をアップさせましょう。血流がアップすればターンオーバーも正常になり、気になるくすみも改善されて顔色も明るくなるでしょう。

チョコレートでお馴染みGABAのリラックス効果とは

さらに麦茶には血圧を下げるギャバ(GABA)という成分も含まれています。GABAはアミノ酸の一種で、脳や脊髄などの中枢系神経に多く存在している神経伝達物質です。

最近ではチョコレートにも含まれている成分として知られるようになりましたが、イライラを防止してリラックス効果をもたらします。

GABAと同じ神経伝達物質であるアドレナリンは、心拍数や血圧を上げて興奮状態にしたり、やる気を出すときに分泌される物質ですが、GABAはこのアドレナリンとは逆の効果があります。

GABAはアドレナリンの前駆体であるノルアドレナリンの分泌を抑制して、血圧の上昇を抑え、緊張を緩めてストレスを緩和します。

GABAのストレス軽減作用を研究しているギャバ・ストレス研究センターが行った“ギャバが脳波に及ぼす癒し効果”についての実験では、ギャバを摂取した被験者の脳波からは、リラックスしている時に現れるα波が摂取していない被験者に比べて多く現れたそうです。

つまりGABAにはストレスを緩和してリラックス効果もあるということ。
参考サイト://www.gabastress.jp/effect/page01.html

確かに麦茶をゴクゴクと飲んだあとってホッとしますよね。40代の女性は子育てに仕事にと、まだまだ忙しい時期。自分のことはいつも後回しで、知らぬ間にストレスが溜まっていることも多いのではないでしょうか。

GABAは体内でも合成されますが、ストレスが溜まった状態が続くと不足しがちになります。そんな時は麦茶を飲んでリラックスしましょう。

麦茶の抗酸化成分とはPクマル酸が酸化を防ぐ!

その他にも麦茶には、心筋梗塞や脳卒中などの生活習慣病の原因となる活性酸素を防ぐ抗酸化作用もあります。

これは麦茶に含まれている抗酸化成分、Pクマル酸(パラ・クマル酸)によるものです。Pクマル酸には、活性酸素の一つであるペルオキシナイトライトという酸化因子を消去する作用があります。

ペルオキシナイトライトは活性酸素の中でも特に強力な酸化作用のある物質で、DNAを傷つけてがんを引き起こす発がん性物質と言われています。Pクマル酸はこのペルオキシナイトライトを消去して、がんを抑制する効果があるのです。

ガンは日本人の死因の第一位にもなっていますから、麦茶を飲む習慣をつけてがんの発生を抑制したいですね。

虫歯を抑制!麦茶の虫歯予防効果とは

更に麦茶は虫歯の予防にもなります。

虫歯はミュータンス菌が歯に付着して歯垢を作るところから始まります。よく歯垢は食べかすのことだと思われていますが、歯垢は食べかすに細菌が繁殖したもので、白くネバネバしたものです。

歯垢は、初めはただの細菌の集まりですが、次第に外敵が簡単に侵入できないような膜(菌膜)を形成します。更にそこに糖質が付着すると、その糖質を使って歯垢の内部で酸を作ります。この酸が歯の成分であるカルシウムを溶かすことで虫歯が発生するのです。

麦茶はミュータンス菌が菌膜を生成して定着するのを阻害する効果があり、虫歯予防につながるのです。

ですからいくら麦茶に虫歯予防効果があると言っても、全く歯を磨かなくても良いというわけではありません。麦茶を飲むだけでなく、毎日の歯磨きをしっかりして、歯垢を作らないようにしてくださいね。

麦茶は腐りやすい!?麦茶を作るときの注意点

このように血液サラサラ効果やリラックス効果、抗酸化作用に虫歯予防と様々な効果がある麦茶。自宅でも簡単に作れますのでいつでも飲めるようにストックを作っておきたいものです。

しかし麦茶は日持ちせず、2~3日で腐ってしまうので注意が必要。これは麦茶に含まれているでんぷん質のせいです。できるだけ長く飲めるように、作る際には気をつけることがあります。

パックは取り出しましょう

麦茶を作る方法として水出しと煮出して作る方法がありますが、2つを比べると、煮出した麦茶の方が雑菌の繁殖は早くなります。

煮出した段階では煮沸消毒されて雑菌がいなくなるのですが、その時にカルキ(塩素)も抜けてしまい、その後冷やす過程で雑菌が繁殖しやすくなります。

麦茶を作ったら、常温で冷ますのではなく氷水を張ったボウルに入れるなどして直ぐに冷まして、粗熱が取れたら冷蔵庫で保管しましょう。また、麦茶を保管する容器は使う前に熱湯などで消毒してから使用してください。

さらに麦茶のパックを入れっぱなしにしついると苦味が出てしまいます。加えてパックからデンプン質がたくさん溶け出して腐りやすくなりますから、麦茶のパックは作ったら直ぐに取り出しましょう。

麦茶を作ったら作った翌日までに飲み切るようにしてください。

簡単に作れる麦茶で健康に!

いかがでしょうか。昔から日常的に飲んでいる麦茶にこんなにたくさんの効果があったなんてびっくりですね。

血行促進やリラックス、虫歯の抑制効果など、年齢や世代に関係なくうれしい効果です。麦茶ならどこでも気軽に手に入りますし、簡単に作れますので健康習慣の一つとして取り入れられそうですね。

家族全員で麦茶を飲んで、麦茶の健康効果を実感してください。

このページのトップヘ